指先の毛細血管を特別な機器を使って自分の目で見ることができる測定会で、毛細血管を見ることで※ゴースト血管や、日々の疲労やストレス度などもある程度確認することができます。
※ゴースト血管とは毛細血管がなんらかの影響により無くなってしまったり、薄くなってしまい、毛細血管が見えなくなる現象です。
身体の中でこのゴースト血管化が起きているのかどうか、はたまた毛細血管の状態がどんなになっているのか、数値であなたの状態はこうですと言われるよりも、目で見るとより納得できますよね。
毎日の健康に少しでもお役立てできたらと思います。
午後はまだ空いてる時間がありますので、お気軽にご連絡ください。
文責
高千穂薬局 管理薬剤師 青木秀一
お店の詳しい情報は下記をご覧ください。
日中は夏日の様に暑いかと思えば、夜は結構気温が下がって肌寒かったりと寒暖差が激しい時期が続きます。毎年暑い時期が近づいてくると話題に上がる水分摂取について今回はお伝えします。
人の体は、一般的に成人の体重の約60%が水分で構成されていて、水分の働きによって栄養素や代謝物の運搬、体温の調節などが行われ、体の機能を維持しています。その水分が不足すると、脱水症状など命にかかわることがあります。
一般成人が摂取する水分量は、飲水量以外に食事から約1.3リットルの水分が摂取されると言われています。また、1日に排出する水分量は合計で約2.5リットルになると言われています。(主な排出分は、汗など皮膚や呼吸で失われる不感蒸泄として約0.9リットル、尿や便として約1.6リットル)
そうすると飲水量では残りの約 1.2リットルを摂取する必要があることになります。
体内の水分量は男性より女性、肥満傾向の方、高齢者の方が少ない傾向にあります。もちろん年齢、体質によっても摂取する必要量は変わってきます。
また、水分は急激に大量に取りすぎても体の電解質のバランスが崩れ、命にかかわることがあるので注意が必要です。
体内の約60%が水分で構成されているので、漢方的にみて体内の水はとても重要な要素になります。そのため茯苓、猪苓、沢瀉、蒼朮等を使用した水を動かす処方も多く使われます。苓桂朮甘湯や五苓散などを服用されたことがあるかもしれません。
体内の水分は多すぎても病理産物へと変化して体に負担をかけることがあり、逆に少なくても潤いの不足などへと繋がります。また、本来あるべき所、必要な所に水分が蓄えられていれば問題ないのですが、そのバランスが変わることでも、気象病と呼ばれる頭痛などの不調や胃の不調、尿トラブルなどが起こりやすくなります。
前述に一般成人では食事以外に約1.2リットルの水分量が必要とお伝えしました。実際の所どのくらいとるのがいいのでしょうか。性別、年齢、体型、生活環境などでも変わりますが、約1リットル前後を目安に、口渇の有無、発汗量などによって調整していくのがよいでしょう。
・汗をかきにくく排尿が少なく水を体内に溜め込みやすい方
・汗をかきやすくよく尿が出て水を出しやすい方
どちらに水分が必要かは想像できると思います。
情報番組やSNSなどでは2リットル以上の水を取りましょう!ということを見かけますが、そこまでの水分量が必要になる方はそんなに多くないと感じますし、水分過多で不調になっている方を多く見受けます。
上手な水分の取り方は
のどの渇きを感じたら飲む。
がぶ飲みせずに、一口ずつ噛むようにゆっくりと唾液と混ざるように飲む。
冷たい飲料やジュースは控える。
製氷皿に水とレモンを入れて凍らせてブロックを舐める
などこれらを意識して水分摂取を心掛けてみてください。
ただし、高齢者はのどの渇きを感じにくかったり、屋外での作業などでは、こまめな水分補給や冷たい物でクールダウンすることも必要になる場合もありますのでその時々に合った水分摂取を心掛けていきましょう。
文責
高千穂薬局 管理薬剤師 青木秀一
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