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「認知症はこうして防ごう!」健康セミナー2018.7.25

先日、高千穂薬局健康セミナーを開催しました。

今回のテーマは

「認知症はこうして防ごう!」

 

今回のセミナーでは、キヨ―レオピンでお馴染みの湧永製薬学術部 鈴木千絵美先生にお話しいただきました。

 

認知症の種類のうち約60%はアルツハイマー型で、約20%が脳血管性と言われています。

アルツハイマー型は約25年前ぐらいから脳内にアミロイドβと呼ばれるごみが蓄積し、徐々に神経細胞が変化してしまい、脳(特に大脳皮質と海馬)が委縮して発症します。

脳血管性認知症は高血圧や高血糖が続いて動脈硬化が進み、その結果梗塞や出血が起きて、脳神経が死んでしまい発症します。こちらは数か月で起こることが多いです。

予防のためには、

・脳内のゴミであるアミロイドβを溜めないこと

・血管を若く保つこと

 

そして脳の元気の基本として4つのことが大事と言われています。

①バランスの良い食事

②運動習慣

③質の良い睡眠

④社会との繋がり

 

①食事ではなるべく油を減らして脳の血液をサラサラに、そして血管を錆びないような食事を。

青背の魚の油などは血管をサラサラにするとして有名ですね。

食物繊維も大事です。そして抗酸化作用(錆び止め)のあるビタミンC、Eなども。

 そして、よく噛むこと。これも脳の活性化に繋がります。噛む効用は他にもたくさんあるんですよね。これはまたの機会にお伝えしますね。

 

②運動は認知症の予防に役立ち、進行を遅らせると言われています。積極的にスニーカーを履いて外に出て体を動かしましょう!(今の時期は熱中症に注意が必要です)

運動することで、加齢によって委縮した海馬が大きくなることも分かっているそうです。

 1日30~60分のウォーキングがオススメです。さらに歩きながら引き算をしたりと脳に負荷をかけながらの運動はより効果的です。

 

③そして睡眠。

質のよい睡眠でしっかり脳のゴミ(アミロイドβ)を取り除きましょう。

質の良い睡眠には、朝日をしっかり浴びることが凄く大切です。朝日を浴びることで良い眠りに導くホルモンが分泌されやすくなるんですよね。

そして、ぬるめのお風呂でカラダを温めたり、寝る前の部屋の明るさを調節すること、リラックスする時間を心掛けたりすることも質の良い睡眠に繋がります。

 

④最後に人との繋がり。

社会的繋がりのある方は認知症になりにくいというデータがあるので、人と交流することは実はすごく大切なんですね。1人でTVばかりという生活では脳の活性化ではなく低下に繋がってしまいますのでご注意を。。。

 

こういったことを早い時期から意識しながら生活をして、脳を元気に保っていきましょうね(^-^)

測定会1